レコード・コレクターズ
レコード・コレクターズ2023年4月号

レコード・コレクターズ
2023年4月号

定価880円(本体800円)
A5判208ページ
2023年4月1日発行
[雑誌19637-4]


【特集】 追悼 ジェフ・ベック

2023年1月に亡くなったジェフ・ベックは、エリック・クラプトンやジミー・ペイジと並んでロック・ギタリストの代表的な一人でした。その二人と比べても、ギターという楽器自体とそれをどう操るかにこだわって演奏活動を続けてきました。ヤードバーズ時代や自身のグループでもそうでしたが、インストゥルメンタルのソロ・アルバムを発表する頃から、そんな側面はより強くなり、自身のギターとそれをコンテンポラリーなサウンドの中でどう活かすかということを生涯追求しました。そんな不世出のギタリストの追悼特集をお届けします。

  • 追悼対談〜ジェフ・ベックのエキスパートであるギタリストと評論家が代表的な名演をテーマに語り尽くす(大槻啓之×近藤正義)
  • スポンティニアスな天才を刺激したミュージシャンたち(富岡秀次)
  • 仕事を通じて間近で接した素顔のジェフ・ベック(前むつみ)
  • ジェフ・ベック・ヒストリー(山﨑智之)
  • 文化、テクノロジー、ジェンダーからジェフ・ベックを捉えなおす(長澤唯史)
  • ジェフ・ベック・ディスコグラフィー
    オリジナル・アルバム(1)1968〜1973(青山陽一)
    オリジナル・アルバム(2)1975〜1980(立川芳雄)
    オリジナル・アルバム(3)1985〜2022(萩原健太)
    00年代以降のライヴ・アルバム/映像(佐藤晃彦)
    SACD/5・1チャンネル盤(佐藤晃彦)
  • ヤードバーズや初期の仕事を公式リリースで辿る(犬伏功)

【特集】 大滝詠一『ノヴェルティ・ソングブック』

  • 対談〜時代を越えて生き延びさせたいと感じるものには意外とノヴェルティ・ソングが多い(湯浅学×細馬宏通)
  • 『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK / NIAGARA ONDO BOOK』解説(除川哲朗)
 
  • フランク・ザッパ
    アヴァンギャルドともパンクとも違う独創的エンターテインメントの極致『ZAPPA 80:マッド・クラブ/ミュンヘン』(坂本理)
  • ラリー・ジョン・マクナリー
    インタヴュー〜新作のプロデューサーでもあるピーター・ゴールウェイを交えて二人の活動に迫る(中村彰秀)
  • ジェネシス
    正確無比なアンサンブルとライヴの臨場感が同居する『ジェネシス-BBCブロードキャスツ』(石川真男)
  • エルヴィス・コステロ&バート・バカラック
    国も世代も違う二人が人生の悲哀を描いた楽曲集『ソングス・オブ・バカラック&コステロ』(渡辺亨)
  • <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
    イエスやジェスロ・タル、フォーカスらプログレ系を中心としたライヴ盤10タイトル(松井巧)
  • 川添象郎
    “ちょっと先を行く”プロデュース作品をまとめた2枚組編集盤『象の音楽』(萩原健太)
  • ALDELIGHT CITY POP COLLECTION
    ソニーのカタログから新たな視点で選ばれたヴァラエティ豊かな8タイトルと編集盤2種(片島吉章)
  • 吉川忠英
    名ギタリストがシンガー・ソングライターとして発表したオリジナル・アルバムが再発(小川真一)
  • 堀井勝美プロジェクト
    フュージョン再評価のなかで異色ユニットの90年代作品が再発される(池上尚志)
  • NOBODY
    名ソングライター・ユニットの絶頂期をとらえたオリジナル・アルバム2作がリイシュー(ガモウユウイチ)
  • ドリーム・シアター
    公式ブートレグ第18弾は『ディスタンス・オーヴァー・タイム』の初出デモ音源(舩曳将仁)
  • ザ・クロマニヨンズ
    ロックンロールを楽しむ姿勢が溢れ出る『MOUNTAIN BANANA』(大鷹俊一)
REGULAR CONTENTS
  • リイシュー・アルバム・ガイド
    国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
    *今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
    *ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
  • インフォ・ステーション……ニュース、書評など
  • [連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜kiss the gambler(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
 

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