レコード・コレクターズ
2021年1月号
定価880円(本体800円)
A5判224ページ
2021年1月1日発行
[雑誌19637-1]
【特集】RCサクセション
2020年にデビュー50周年を迎えたRCサクセション。3人組のアコースティックなグループとして出発した彼らは、1970年代後半からソウルやロックの影響を強く打ち出したバンド・スタイルに移行し、ライヴ・パフォーマンスの大きな魅力も相まって大ブレイク。その反骨精神とユーモアにあふれた音楽は、残されたアルバムの数々にしっかりと記録されています。91年にバンドとしては活動を停止しますが、忌野清志郎、仲井戸麗市らのメンバーは活動を続け、忌野が2009年に亡くなって以降も大きな影響を音楽シーンに与え続けています。
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- ヒストリー(今井智子)
- 三つのピリオドから読み解く〜RCサクセションという共同体のたどった軌跡(松永良平)
- 春日博文 インタヴュー〜ロックへの移行期に立ち会い、最後のアルバムをプロデュースしたキーマンに聞く(志田歩)
- RCサクセション・ディスコグラフィー
オリジナル・アルバム(河地依子、安田謙一)
シングル/編集盤/映像作品ほか(馬飼野元宏) - 福岡風太 インタヴュー〜イヴェント“春一番”のプロデューサーが見た忌野清志郎(染野芳輝)
- 忌野清志郎の作品(原田和典)
- 仲井戸麗市の作品(小山守)
その他の重要作品 - 小林和生、Gee2wo、新井田耕造の活動(小川真一)
- 関係者名鑑(ガモウユウイチ)
- デビュー50周年記念 ハイレゾCD/紙ジャケ・リイシュー(武田昭彦)
【特集】ポール・マッカートニー『マッカートニーIII』
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- “三部作”はなぜ作られたのか(朝日順子)
- 『マッカートニーⅢ』全曲ガイド(ポニーのヒサミツ)
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- ピンク・フロイド
88年の名ライヴ作『光〜PERFECT LIVE!』がアートワークを刷新し各種フォーマットで登場(松井巧) - キンクス
50周年記念デラックス版シリーズの第3弾は初期の重要アルバム『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』(若月眞人) - ノヴェンバー
60年代後半にスウェーデン語でヘヴィ・ロックを奏でた先駆的バンドの3タイトルとメンバー関連作(行川和彦) - ジョニ・ミッチェル
デビュー前の音楽的進化を記録した5枚組『アーカイヴス VOL1:アーリー・イヤーズ(1963-1967)』が登場(遠藤哲夫) - ハイレゾCD名盤シリーズ
ハイレゾ音源のクオリティと通常CDの手軽さを兼ね備えた“CDの最終形”──ROCKアナログ時代のベスト盤シリーズ(武田昭彦) - レゾナンス・レコード
注目の発掘盤を連発するジャズ・レーベル関連の5タイトルがリリース(後藤幸浩) - 船山基紀
インタヴュー〜第一線で活躍を続けてきた編曲家の足跡をたどる4枚組『船山基紀サウンド・ストーリー』(鈴木啓之) - キース・リチャーズ
ライヴDVDにアルバム未収録3曲も収めた “Live At The Hollywood Palladium” の豪華ボックス(犬伏功) - キング・クリムゾン
コロナ禍で中止ながらも登場した最新版ツアー・ボックスは数多くの初CD化音源を含みビル・リーフリンへの追悼も兼ねた選曲(石川真一) - ドリーム・シアター
新型コロナウイルスで中止となった来日公演を疑似体験できる最新ライヴ作『ディスタント・メモリーズ〜ライヴ・イン・ロンドン』(舩曳将仁)
- ピンク・フロイド
- REGULAR CONTENTS
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- リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム - インフォ・ステーション……ニュース、書評など
- [連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜沼澤成毅(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/アロング・ア・ロング・バケイション(湯浅学)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
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