レコード・コレクターズ
レコード・コレクターズ2012年2月号

レコード・コレクターズ
2012年2月号

定価700円(本体667円)
A5判232ページ
2012年2月1日発行
[雑誌19637-2]


【特集】フィル・スペクター

2011年の初頭あたりから話題になっていたフィル・スペクターの関連諸作が年末にとうとう日本盤として出揃いました。90年代の初めにCD化されて以来、本誌でも実に久方ぶりの特集になります。60年代初頭~半ばにかけてスペクターがプロデュースし、クリスタルズやロネッツが放ったヒットの数々は、ひとつの完成したスタイルとしてポップ史の中で認知され、今もなお数多くのフォロワーを生み出しています。今回はそんなフォロワーたちにも光を当てつつ、さらにダーレン・ラヴ本人に当時の話を聞きながら、解けない魔法の秘密に迫ってみたいと思います。

  • ダーレン・ラヴ・インタヴュー~フィルを譬えるなら、サーカスの団長のようだったわ(木村ユタカ)
  • 『ロンバケ』に教えてもらったスペクターの影響力(木村ユタカ)
  • 壮大な音響で世界を陶酔させた男の狂気の音楽人生(松永良平)
  • “音の壁”は7インチ盤で(湯浅学)
  • “スペクター・マジック”の内と外を解き明かす証言集(松永良平)
  • “ウォール・オブ・サウンド”を支えた職人たち(中村彰秀)
  • 他アーティストによる“フィレス・サウンド的”名曲選(萩原健太)
  • レーベル設立50周年を記念した再発プロジェクトの全貌(能地祐子)
  • フィレス・レーベル・ディスコグラフィー
    オリジナル・アルバム(大嶽好徳)
    オリジナル・シングル(提供=大嶽好徳)
    オリジナル・シングル解説(澤山博之)

【特集】アリス・クーパー

大蛇にギロチン、電気椅子まで登場するシアトリカルなステージが“ショック・ロック”と称され注目を集めたアリス・クーパー。しかし一方ではピンク・フロイドと交流があったりフランク・ザッパが新設したレーベルからデビューしたりと、掘り下げるほどに意外な面が見えてきます。80年代以降もヘヴィ・メタル・シーンを中心に人気を集め、2011年には<ロックの殿堂>入りも果たしましたが、ここではグラム・ロック的なスタイルをいち早く確立し、仕掛け満載のジャケットで目も耳も楽しませてくれた70年代を中心に、その功績を振り返ります。

  • グラフィック・ステーション──アリス・クーパーのギミック紙ジャケCD
  • 再評価が進む“ショック・ロック”のパイオニア(赤岩和美)
  • デイヴィッド・ボウイに先んじていたグラム・ロック的試み(和久井光司)
  • 60~70年代のオリジナル・アルバム(鳥井賀句)

【特集】リイシュー・アルバム・ベスト10/5

2011年のリイシュー界は、前年に引き続き豪華なパッケージのハコものリリースが目立ちました。ビーチ・ボーイズの幻のアルバム『スマイル』がボックスでリリースされたり、約20年ぶりの本格的なリイシューとなったフィル・スペクター関連のボックスや編集盤、こちらも新たなリイシュー・シリーズが始まったピンク・フロイド。2010年から始まった企画の続編が出たポール・マッカートニーやローリング・ストーンズなど、その勢いはとどまるどころか、という感じです。ハイ・レゾリューションによる配信もじわじわと広がっているようですし、ビートルズに続いてクイーンも全アルバムが収録されたUSBエディションを出しました。またストーンズが新たに配信のみで発掘ライヴ音源をリリースするなど、新たな動きからも目が離せそうにありません。

  • ロック(大鷹俊一)
  • ロック(萩原健太)
  • ロック発掘映像(赤岩和美)
  • リマスター/ハイ・レゾリューション(武田昭彦)
  • プログレッシヴ・ロック(小山哲人)
  • ハード&ヘヴィ(山崎智之)
  • パンク/ニュー・ウェイヴ(行川和彦)
  • オールディーズ(中村彰秀)
  • ブルース/ゴスペル(小出斉)
  • R&B/ソウル(鈴木啓志)
  • ジャズ(大村幸則)
  • ジャズ・ヴォーカル(高田敬三)
  • 日本のロック(湯浅学)
  • 歌謡曲/芸能(鈴木啓之)
  • トラッド/ブリティッシュ・フォーク(茂木健)
  • フォーク/カントリー(鈴木カツ)
  • ブラジル(駒形四郎)
  • レゲエ(米光達郎)
  • ラテン(山本幸洋)
  • ワールド・ミュージック(深沢美樹)
  • サウンドトラック(上原昭一)
  • 新作アルバム(編集部)
  • 読者が選んだリイシュー・アルバム
 
  • 私の収穫2011
    本誌と縁の深いコレクターの方々がこの1年間に入手したレコードの中から珠玉の逸品を披露
  • クイーン
    全スタジオ作を収めたUSBと最新ドキュメンタリーDVD(芳賀崇)
    別次元の音質に進化したSACD~SHM仕様(近藤正義)
  • ニッポン・モダンタイムス
    戦前ジャズ文化の栄華を浮き彫りにした貴重音源集が続々とリリース(鈴木啓之)
  • ディープ・パープル/デイヴィッド・カヴァデール
    鮮やかな音像と英米初回盤を再現した紙ジャケが魅力の8作(舩曳将仁)
  • モンキーズ
    『インスタント・リプレイ』のデラックス版(増井裕美)
  • ダスティ・スプリングフィールド
    初登場音源や貴重な映像がふんだんに盛り込まれたマニア向けボックス(犬伏功)
  • 古賀政男
    国民的名曲を詰め込んだ3枚組2セット(中村よお)
REGULAR CONTENTS
  • リイシュー・アルバム・ガイド
    国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
    *今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
    *ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
  • インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
  • [連載]ビートルズ来日学(宮永正隆)/サンフランシスコ滞在日記(渡辺真也)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/続・蒐集奇談(岡田則夫)/洋楽マン列伝~高橋裕二氏(篠崎弘)/American Rock Lyric Landscape~ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景(ジョージ・カックル)/ブラウン管の向こうの音楽職人たち~和田夏代子(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
 

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