レコード・コレクターズ
2009年11月号
定価700円(本体667円)
A5判196ページ
2009年11月1日発行
[雑誌19637-11]
【特集】70年代のモータウン
6月に亡くなったマイケル・ジャクソンがジャクソン5の一員としてモータウンからでデビューしたのは1969年のことでした。70年代に入りデトロイトからロサンジェルスに本拠地を移したモータウンはいろいろな意味で変わっていきます。それまでのファミリー的なレコード会社の色は薄れていきますが、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーが自身でプロデュースを手掛けるようになり、革新的な名盤が次々と生まれたのもこの時代でした。マイケル追悼の意味も込めて、70年代のモータウンを振り返ってみたいと思います。
-
- 70年代のモータウンはジャクソン5「アイ・ウォント・ユー・バック」で始まった(渡辺亨)
- アーティスト個々の存在感が増し活動を広げていったLA時代(小出斉)
- 70年代のモータウン 名曲50選(荒川典久、出田圭、河地依子、木村ユタカ、南波一海、平野孝則、松永記代美、吉田明裕)
- モータウンが配給した、ジャズ・ファンク色の濃い3レーベル(原田和典)
- レア音源を含む拡大盤/編集盤CD(林剛)
- アルバム72選(荒川典久、安斎明定、出田圭、ウエヤマシュウジ、金澤寿和、河地依子、木村ユタカ、小出斉、駒形四郎、鈴木啓志、新田晋平、林剛、平野孝則、南波一海、湯浅学、吉田明裕、渡辺亨)
- ロック/ポップ系ミュージシャンのアルバム23選(ウエヤマシュウジ、金澤寿和、小出斉、駒形四郎、中村彰秀、長谷川結、松永良平)
- マニア向けのレア・シングル(鈴木啓志)
- 【特集】 ビートルズ
-
- 最新版リマスターCD調査報告・完結編~ここまでわかった旧版CDとの相違点(森山直明)
- ヨーコ・オノ・インタヴュー~プラスティック・オノ・バンド名義のアルバムをショーン・レノン、コーネリアスらとリリース!(宮永正隆)
-
- パール・ジャム
パンキッシュな新作『バックスペイサー』を発表した“史上最も偉大なアメリカン・ロック・バンド”(舩曳将仁) - エドガー・フローゼ(タンジェリン・ドリーム)
インタヴュー~理論的にはクラシック、サウンド的には実験音楽だが、聴き手にとってはロック・ミュージックなんだ(松井巧) - リヴォン・ヘルム
復帰第2弾アルバム『エレクトリック・ダート』は包括的で壮大なルーツ・ロックのショウケース(宇田和弘) - ニール・ブロックバンク
インタヴュー~ニック・ロウが近作4作で果たした大人のアーティストへの“変身”を助けた共同プロデューサー(五十嵐正) - パイレーツ・ロック
60年代イギリスで人気だった海賊ラジオ放送局が舞台の青春娯楽映画(若月眞人) - はちみつぱい
70年代の日本のロック激動期に残されたライヴ音源を集めた9枚組BOX(中村よお) - クラウス・フォアマン
豪華ボックス×豪華ゲスト入りソロ作に込められた“ビートルズ周辺”で終わらないベーシストとしての歴史(安田謙一)
- パール・ジャム
- REGULAR CONTENTS
-
- リイシュー・アルバム・ガイド……洋・邦ロックをはじめ、あらゆるジャンルの旧音源コンピレーションやオリジナル再発を、毎号およそ200タイトル、約50ページにわたり丁寧に紹介。他の追随を許さない圧倒的な情報量!
- 新録アルバム・ピックアップ……編集部が厳選する注目作
- インフォ・ステーション……ニュース、リリース/コンサート情報など
- [連載]ビートルズ来日学(宮永正隆)/サンフランシスコ滞在日記(渡辺真也)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ブラウン管の向こうの音楽職人たち(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/海外盤DVD音楽ソフト情報(赤岩和美)/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/レコード・レーベル・ギャラリー