スライ&ザ・ファミリー・ストーン アンソロジー

追悼 スライ・ストーン

ファンクの創始者のひとりスライ・ストーンが、去る6月9日に亡くなりました。彼はスライ&ザ・ファミリー・ストーンを率い、特に1960年代後半から70年代にかけて音楽界に衝撃を与えた変革者です。その影響はロックやジャズなどのジャンルを超え、彼の生み出したビートはヒップホップ世代にも支持されています。
このたび、そんなスライを追悼する増刊を制作しました。彼らの魅力に迫った『レコード・コレクターズ』『ミュージック・マガジン』の特集や記事を集成・復刻。また、新規記事で最新情報も盛り込んでいます。

主な内容

  • ◆追悼 スライ・ストーン(サエキけんぞう)[書き下ろし]
  • ◆特集 スライ&ザ・ファミリー・ストーン[レコード・コレクターズ2015年8月号]
  • ◆特集 スライ・ストーン[レコード・コレクターズ1987年11月号]
  • ◆特集 スライ&ザ・ファミリー・ストーン[レコード・コレクターズ2007年6月号]
  • ◆ソウル/ファンクの名曲ベスト100[レコード・コレクターズ2013年9月号]
  • ◆スライ&ファンク・ムーヴメント[ミュージック・マガジン2008年9月号]
  • ◆スライ・ストーンのニュー・アルバム[ニューミュージック・マガジン1974年9月号]

ザ・ビーチ・ボーイズ・アンソロジー

スライ&ザ・ファミリー・ストーン
アンソロジー

定価2500円(本体2273円)
A5判216ページ
2025年9月1日発行
レコード・コレクターズ9月増刊号
[雑誌19638-9]

8月18日発売


<もくじ>
  • はじめに
  • 追悼スライ・ストーン──ポップ音楽に無限の可能性をもたらしたビート感覚(サエキけんぞう)[書き下ろし]
  • 特集 スライ&ザ・ファミリー・ストーン[レコード・コレクターズ2015年8月号]
    • スライ&ザ・ファミリー・ストーン・ストーリー(高橋道彦)
    • オリジナル・アルバム(河地依子)
    • 重要編集盤(河地依子)
    • 映像作品(赤岩和美)
    • そのほかのスライ関連作──復刻ライヴ、トリビュート企画、ドキュメンタリーなど(池城美菜子)[書き下ろし]
    • シングル・リスト(レコード・コレクターズ編集部)
    • オリジナル・アルバム未収録曲/ヴァージョン(人見欣幸)
    • インタヴュー オノシュンスケ──全曲カヴァー作を出した気鋭のミュージシャンが語るサウンドの秘密と魅力(新田晋平)
    • スライ・ストーン、混沌のなかの理想主義(藤永康政)
    • 1968年フィルモア、豪華ライヴ4枚組に迫る!(小出斉)
    • スライ・ストーンの主な参加作品(人見欣幸)
    • 歴代の主要メンバー名鑑(出田圭)
    • メジャー・デビュー以前の音源(鈴木啓志)
    • スライが手がけたオータム・レコーズのロック・バンド(中村彰秀)
    • カヴァー曲の中に“秘宝”あり!(駒形四郎)
    • 『暴動』的な名盤30選(岩間慎一、佐藤英輔、新田晋平)
    • のたうつようなノリと神通力は“密室”で培養された(佐藤英輔)
  • 特集 スライ・ストーン[レコード・コレクターズ1993年10月増刊号ソウル&ファンク]
    • 新世代のブラック・ヒーロー、誕生までの道のり(萩原健太)
    • 対談 小倉エージ×藤田正──70年代の新しい黒人音楽=ファンクを創造したトリックスター
    • オリジナル・アルバム・ガイド(大竹直樹、小倉エージ、北中正和、鈴木啓志、中村とうよう、萩原健太、藤田正)
    • スライの編集盤、ベスト盤(大竹直樹)
  • 特集 スライ&ザ・ファミリー・ストーン[レコード・コレクターズ2007年6月号]
    • 複雑なミックス感覚をポップに聞かせた人種・性別混合のグループ(河地依子)
    • ライヴの凄さを見せつける映像作品(赤岩和美)
    • 合州国の姿をも鮮やかに映し出した音楽性の振幅とその影響力(高橋道彦)
    • “スライ的”なサウンドが聞けるレコード15選(高橋道彦)
    • オリジナル・アルバム(安田謙一)
    • 編集アルバム選(人見欣幸)
  • スライ&ザ・ファミリー・ストーン アーティクル・コレクション
    • 特集 スライ&ファンク・ムーヴメント[ミュージック・マガジン2008年9月号]
      くろぐろとしたグルーヴに身を任せろ。(小出斉)
      ついに来日するスライ&ザ・ファミリー・ストーンの軌跡(出田圭)
    • 特集 ソウル/ファンクの名曲ベスト100 1967‐1979[レコード・コレクターズ2013年9月号]
      本誌執筆陣30人の投票によって選ばれた必聴のシングル100曲(青山陽一、荒川典久、安斎明定、出田圭、大鷹俊一、大久達朗、大和田俊之、小倉エージ、河地依子、北中正和、木村ユタカ、小出斉、駒形四郎、小山哲人、近藤正義、佐野ひろし、高橋道彦、椿正雄、新田晋平、萩原健太、林剛、ピーター・バラカン、人見欣幸、平野孝則、文屋章、松永良平、三宅はるお、宮子和眞、安田謙一、湯浅学)
      特別対談 湯浅学×大和田俊之──ソウル/ファンクはやっぱり歌のテーマが重い。いちいち意味がなきゃダメなんだよ。
      選定者アンケート:私にとってのソウル/ファンク 1967‐1979
    • 貴重な未発表音源を多数収めた4枚組ボックス(人見欣幸)[レコード・コレクターズ2013年9月号]
    • スライ・ストーンのニュー・アルバム(小倉エージ)[ニューミュージック・マガジン1974年9月号]
    • 既成の枠をハミ出し続けたスライ&ザ・ファミリー・ストーンの強烈ファンク(小倉エージ)[ミュージック・マガジン1986年3月号]
    • 豪華ゲストを迎え自身の名曲をリメイクした新作『アイム・バック!』(林剛)[レコード・コレクターズ2011年10月号]」
    • Captured Live(大鷹俊一)[ミュージック・マガジン2008年10月号]
  • 後記
 

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