アルバム・セレクション・シリーズ/モダン・ジャズ

1945〜68年の黄金期の作品から現代の視点で選んだ「ニュー・スタンダード」のアルバム・ガイド。ビ・バップ、ハード・バップからフリーまで、歴史やスタイルの変遷も理解できる決定版!

生楽器中心にインストで演奏され、アドリブを重視したモダン・ジャズ・サウンドは、第二次大戦終結前後から急速な発展を遂げていきます。しかし、あまりに数多くの作品がリリースされたために、どのアルバムから聴いていいのかわからない、といったリスナーも多いのではないでしょうか。そんな方々のニーズにお応えするのが本書。元『ジャズ批評』編集長で現在は音楽評論家として活躍する原田和典氏が、“最も重要なアーティスト”“最もジャズらしいジャズ作品”を厳選し、その聴きどころを熱く語ります。

◆ARTIST PICKUP

サウンド変革の核心を担い、後続世代にも強い影響を残したアーティスト15人の経歴と代表的なアルバム

マイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、セロニアス・モンク、バド・パウエル、チャールズ・ミンガス、アート・ブレイキー、スタン・ゲッツ、リー・コニッツ、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、エリック・ドルフィー、オーネット・コールマン、ギル・エヴァンス

◆1945-1949

ジャズ・クラブを基盤にしたサウンドの急速な変貌

ビリー・エクスタイン、ハワード・マギー、ファッツ・ナヴァロ、サージ・チャロフ、デクスター・ゴードン、ウォーデル・グレイ、ジェイムズ・ムーディー、ジョージ・シアリング、レニー・トリスターノ、ウォーン・マーシュほか

◆1950-1954

アレンジとアンサンブルに主眼を置いた西海岸と東海岸の動き

デイヴ・ブルーベック、アーマッド・ジャマル、ルー・ドナルドソン、ジェリー・マリガン、アート・ペッパー、ショーティ・ロジャース、J・J・ジョンソン、アート・ファーマー、タル・ファーロウ、バド・シャンクほか

◆1955-1959

“パーカー・チルドレン”による新たな創造

クリフォード・ブラウン、マックス・ローチ、ジョージ・ウォーリントン、ポール・チェンバース、ジミー・ジュフリー、モダン・ジャズ・カルテット、ジミー・スミス、キャノンボール・アダレイ、ソニー・クラーク、ホレス・シルヴァーほか

◆1960-1964

即興演奏の制約を取り払うモード・ジャズとフリー・ジャズの二大潮流

ウィントン・ケリー、リー・モーガン、セシル・テイラー、ユセフ・ラティーフ、ジョージ・ラッセル、ポール・ブレイ、ウェス・モンゴメリー、サン・ラー、ジェレミー・スタイグ、アルバート・アイラーほか

◆1965-1968

新世代によるモード・ジャズの革新、他ジャンルとの交流の活発化

ドン・チェリー、ハービー・ハンコック、ボビー・ハッチャーソン、ラムゼイ・ルイス、ローランド・カーク、ウェイン・ショーター、アンソニー・ウィリアムス、ゲイリー・バートン、ジョー・ヘンダーソン、チック・コリアほか



アルバム・セレクション・シリーズ/モダン・ジャズ

アルバム・セレクション・シリーズモダン・ジャズ

原田和典(著)
定価1650円(本体1500円)
四六判192ページ
2023年8月1日発行
ミュージック・マガジン8月増刊号
[雑誌08480-8]


<もくじ>
  • introduction アドリブ重視のサウンドが進化を極めたジャズの黄金時代
  • ARTIST PICKUP
    • マイルス・デイヴィス
    • チャーリー・パーカー
    • ディジー・ガレスピー
    • セロニアス・モンク
    • バド・パウエル
    • チャールズ・ミンガス
    • アート・ブレイキー
    • スタン・ゲッツ
    • リー・コニッツ
    • ソニー・ロリンズ
    • ジョン・コルトレーン
    • ビル・エヴァンス
    • エリック・ドルフィー
    • オーネット・コールマン
    • ギル・エヴァンス
  • 1945-1949 〜ジャズ・クラブを基盤にしたサウンドの急速な変貌
  • 1950-1954 〜アレンジとアンサンブルに主眼を置いた西海岸と東海岸の動き
  • 1955-1959 〜“パーカー・チルドレン”による新たな創造
  • 1960-1964 〜即興演奏の制約を取り払うための二大潮流
  • 1965-1968 〜新世代によるモード・ジャズの革新、他ジャンルとの交流の活発化
  • ヨーロッパや日本での注目作
  • index
 

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