ミュージック・マガジン増刊
PROTEST SONG CHRONICLE プロテスト・ソング・クロニクル 反原発から反差別までボブ・ディランやジョン・レノンをはじめ、音楽で社会的メッセージを伝えてきたミュージシャンはたくさんいます。彼らの歌は何を訴えていたのか。その背景にはどんな事実があったのか。時代とジャンルを超えた130曲を選び、その真相を探ります!

原発、核兵器の廃絶を訴える歌

RCサクセション「サマータイム・ブルース」
クラフトワーク「放射能」
ギル・スコット・ヘロン「ウィ・オールモスト・ロスト・デトロイト」

戦争を憎み、平和を願う歌

ボブ・ディラン「戦争の親玉」
加川良「教訓1」
カーティス・メイフィールド「バック・トゥ・ザ・ワールド」

大国の横暴に怒る歌

ポップ・グループ「ウィ・アー・オール・プロスティテューツ」
フェラ・クティ「アンダーグラウンド・システム」
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「スリープ・ナウ・イン・ザ・ファイアー」

国家、体制の抑圧に抗う歌

ジョン・レノン「パワー・トゥ・ザ・ピープル」
ピーター・トッシュ「解禁せよ」
プレジデントBPM「Hoo! Ei! Ho!」

人種差別を許さない歌

ジェイムズ・ブラウン「セイ・イット・ラウド」
パブリック・エネミー「ファイト・ザ・パワー」
マイティ・スパロウ「コンゴ・マン」

性差別、同性愛差別を糾す歌

ヘレン・レディ「アイ・アム・ウーマン」
トム・ロビンソン・バンド「グラッド・トゥ・ビー・ゲイ」
ザ・スリッツ「ティピカル・ガールズ」

自然破壊を嘆く歌 ほか

マーヴィン・ゲイ「マーシー・マーシー・ミー」
ボブ・マーリー「アイ・ノウ」
ジョニ・ミッチェル「ビッグ・イエロー・タクシー」

…ほか、気鋭の執筆陣が厳選した全130曲を徹底解説

プロテスト・ソング・クロニクル

プロテスト・ソング・クロニクル反原発から反差別まで

定価1500円(本体1429円)
A5判192ページ
2011年8月1日発行
ミュージック・マガジン8月増刊号
[雑誌08480-8]


<もくじ>
  • まえがき <3・11>を体験した今こそ味わいたい<闘いの歌>(鈴木孝弥)
  • SUMMERTIME BLUES ~原発、核兵器の廃絶を訴える歌
  • MASTERS OF WAR ~戦争を憎み、平和を願う歌
  • WE ARE ALL PROSTITUTES ~大国の横暴に怒る歌
  • POWER TO THE PEOPLE ~国家、体制の抑圧に抗う歌
  • SAY IT LOUD - I'M BLACK AND I'M PROUD ~人種差別を許さない歌
  • I AM WOMAN~性差別、同性愛差別を糾す歌
  • MERCY MERCY ME (THE ECOLOGY) ~自然破壊を嘆く歌 ほか
  • コラム
    • 反原発デモの実情は、楽しい? 迷惑?
    • ブルースにおけるプロテスト表現の歴史
    • 多くの抵抗歌を生んだベトナム戦争
    • フォークを巻き込んだ日本の学生運動
    • 音楽がつなげるものと、分断するもの
    • 北欧由来のブラック・メタルは超実践派
    • 戦後教育と若さと自由のブルース50年史
    • フランス“革命の歌”の輝かしき伝統
    • 黒人音楽家の主張はジャズから始まった
    • 批評性とウィットに富む詞が命のカリプソ
    • LAのチカーノたちのアンチ・モール運動に注目
    • インスト音楽による抵抗はダンスとともに
    • 柔軟な創造力と親しみやすさで闘う歌謡曲
    • 沖縄民謡の風刺と沖縄人の誇り
  • 執筆者紹介

    (執筆=五十嵐正、石田昌隆、磯部涼、大石始、大和田俊之、荻原和也、小野島大、粕谷祐己、川邉雄、小出斉、近藤康太郎、志田歩、鈴木孝弥、舌津智之、高橋健太郎、辻真純、長嶺修、行川和彦、新田晋平、野中モモ、野間易通、長谷川町蔵、速水健朗、深沢美樹、二木信、松尾史朗、松村洋、松山晋也、南田勝也、壬生昌子、宮田信、向風三郎、湯浅学、輪島裕介、渡辺健吾)
 

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